レース情報

レース予想

F1第8回和歌山県営和歌山競輪【75周年記念デイリースポーツ杯】

2022年10月5日(水)~2022年10月7日(金) 開催

更新 : 2022年9月30日

A級戦 展望

中村隆之(テレビ和歌山)

POINT

「上杉が豪快に駆けて押し切りへ
        詰め寄る中野、捲り上げる寺沼も有力」


今節は北日本から近畿地区にかけての選手参加。着実にA級上位へと成長した上杉嘉槻が優勝候補筆頭。自慢のパワーで他派を捕え切る。中野彰人が番手をキープし、ライン決着へ。一方、東の強豪は寺沼伊織。捲りを用意しながら広角に攻めていく。他、吉川希望に乗る坂上樹大も当所を得意としているゆえ見逃せない1車だ。それでは、地区ごとに主力選手を見ていこう。
はじめに、北日本地区。119期の上遠野拓馬が自力勝負で粘り込みへ。前期にチャレンジで6回の優勝を果たし、6月末にレインボー昇班。その後、A級1・2班戦でも8月取手、9月弥彦ミッドで決勝へ進むなど、得点を上げている。
次に、関東地区。総合力上位の寺沼伊織が人気に応えるか。近況も8月和歌山や取手、9月岸和田ミッドでV争いに加わっている。番手の競走も増えているが、今節は自力のメンバー構成が想定され、狙いすました一撃で他派を仕留めるか。神山尚は復帰2場所目。どこまで状態が戻っているか。和歌山では4月に6番手から鋭い捲りを放って優勝している。小坂敏之も8月に肋骨骨折から復帰。3場所走って予選は着をまとめている。
続いて、南関東地区。117期の佐々木和紀が中団キープから自力を発揮する。前場所前橋は決勝で痛恨の1着失格を喫したが、状態は戻ってきている様子。キレのある捲り追い込みで抜け出すか。積極性なら加藤健一。近況は準決勝で敗れることが多いが、主導権を握れば粘りは十分。前期S級の眞原健一は6月の落車以降、実戦から遠ざかっているが、予選回りから格上のマーク運びで上位進出を果たそう。
かわって、中部地区。吉川希望が先行捲りで勝負する。2場所前のいわき平で優勝。特予選は捲って快勝。準決勝は逃げて2着。決勝は冷静に対処しながら自力で抜け出して勝利した。和歌山バンクは今年1月に走り、準決勝で節目の通算100勝目を挙げている。坂上樹大は9月岸和田ミッドや前場所の高松ミッドで吉川と連係し、番手の仕事をしながら1着を獲っている。宮西翼が同県ラインを固めるだろう。来期、9年ぶりのS級復帰が濃厚な山田雅之も直線でシャープな脚を見せるか。
最後に、近畿地区。119期の上杉嘉槻がパワフルに駆けていく。決勝の常連で、4月には特進こそ逃したが8連勝を記録。今年ここまで5回の優勝を果たしている。当所は昨年6月のルーキーシリーズ以来の出走となる。井坂泰誓は先行主体の競走。前場所の岸和田ミッドは特予選で後続を完封したが、準決勝は佐伯辰哉に突っ張られて出切れずに悔しい敗退。しかし、最終日の特一般をきっちり白星で締めくくった。野口正則はメンバー構成に応じて戦法を使い分け、ここ6場所、開催3日間のうち1度は1着を獲っている。西谷岳文は3場所前の向日町で決勝2着。マーク戦なら縦脚温存で道中余裕がある。自力型を献身的に援護する中野彰人。別線を牽制し、地元バンクで降級後最初のVを狙う。竹内一暢は予選を中心に大崩れがない。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





上遠野 拓馬 119 宮城 A2 85.04 9 2 1 1

12

寺沼 伊織 115 東京 A1 94.40 2 6 3 1 6
神山 尚 109 栃木 A1 88.00 0 1 1 0 0
小坂 敏之 74 栃木 A1 88.66 0 0 1 1 0
佐々木 和紀 117 神奈川 A2 91.36 0 4 1 2 4
加藤 健一 107 神奈川 A1 87.41 5 5 0 1 10
眞原 健一 69 神奈川 A1 91.33 0 0 0 0 0
吉川 希望 111 石川 A1 90.85 6 5 0 0 11
坂上 樹大 80 石川 A1 92.32 0 0 7 2 0
宮西 翼 100 石川 A2 87.00 1 1 6 2 1
山田 雅之 72 岐阜 A1 89.70 0 0 8 3 0
上杉 嘉槻

119

福井 A1 94.23 12 8 0 0 14
井坂 泰誓 115 大阪 A1 87.34 13 3 0 0 17
野口 正則 105 奈良 A1 88.60 1 2 6 4 4
西谷 岳文 93 京都 A1 89.24 1 3 8 3 2
中野 彰人 93 和歌山 A1 92.03 0 0 3 6 0
竹内 一暢 84 滋賀 A1 87.50 0 2 9 5 1
※上遠野拓馬選手は欠場です
   
S級戦 展望

中村隆之(テレビ和歌山)

POINT

「先手奪う中野か、快速突破の山口か
        捲り返す長島-神山か、縦横乱舞の南か」


好メンバーが斡旋され、楽しみなシリーズとなった。中でも、大物ルーキー中野慎詞が近畿地区初登場ということで、3日間の走りが注目される。飯野祐太、渡部幸訓らが援護。山口拳矢との初対決は実現するのか。また、若手の動きを牽制しながら、長島大介、神山拓弥、武田豊樹の関東勢がキャリアの違いを示す。前々に踏む南修二、椎木尾拓哉も加わってV争いは激化。北から順に有力選手を見ていくと・・
まずは、北日本地区。中野慎詞はデビュー以来負けなしの30連勝と快進撃を続けた121期の逸材。直近は青森記念と共同通信社杯で9車立ての競輪の難しさを味わった。その経験などを糧にトップクラスへの道をさらに前進していくはずだ。坂本周作は7月福井記念で(準決勝中止による)抽選ながらも優出を果たし、決勝では北日本ラインの先頭で目一杯駆けて菅田壱道のVに貢献した。その後も8月の富山F1、弥彦F1で好走している。飯野祐太は9月奈良F1で決勝2着、共同通信社杯では新田祐大マークで2連対した。成績を上げて、G1やG2の出場が増えてきた渡部幸訓。今節も、やや長めのオレンジバンクの直線を強襲してきそうだ。F1においては7月大宮で3連勝している。
次に、関東地区。蕗澤鴻太郎がラインの前で果敢に自力勝負を展開する。前場所の前橋F1では捲って予選を快勝した。実力者の長島大介が機動力を発揮。7月以降はサマーナイトフェスティバルやオールスター、共同通信社杯などのグレードレースが続いているが、上位陣を相手に勝ち負けしている。次走の寛仁親王牌に向けていい流れを作りたいところか。神山拓弥もビッグレースへの出場が続いていて、先の共同通信社杯で決勝6着。G2では3月のウィナーズカップに続き、今年2回目の優出となった。当地記念で過去3回の優勝を誇る武田豊樹も、栃木勢とともに直線勝負へ。
続いて、南関東地区。1班は福田知也と齊藤竜也の追い込み勢。福田は9月川崎F1の準決勝で逃げた深谷知広を交わして1着を獲った。小倉F1決勝では転倒(再入6着)したが、各場所で鋭い差脚を発揮している。齊藤は復帰戦だった9月小田原F1で決勝4着。佐藤龍二は2班だが、8月小田原記念で決勝入り。9月奈良F1の予選では切り替え、内を掬って捌きながら直線伸び切った。
かわって、中部地区。山口拳矢がスピードに乗った自力攻撃を展開する。近況は富山記念と岐阜記念で決勝に駒を進めた。連覇を狙った共同通信社杯では一次予選でまさかの敗退となったものの、敗者戦で2勝し気を吐いた。今後の寛仁親王牌や競輪祭に向け、ここで勢いをつけられるか。怪我からの復活を目指す吉田敏洋は、共同通信社杯4日目選抜で山口とワンツーを決めている。その共同通信社杯の一次予選では中野慎詞の捲りにぴったり続いており、追走面は全く問題ない。
最後に、近畿地区。強力先行型がおらず、南修二は自ら厳しい立ち回りで活路を見出すか。8月岸和田G3は4連勝こそ逃すも決勝2着。2場所前の共同通信社杯一次予選では、犬伏湧也の後位を主張して清水裕友と競り合った。三谷将太は9月青森記念で優出したが、直前に平塚F1決勝で転倒(再入も失格)したのが気がかり。椎木尾拓哉は三谷同様、青森記念で決勝進出を果たすなど、調子を上げている。1月和歌山記念以来の地元戦で2年ぶりのVを狙う。

*:直近4ヶ月
選手名 登録 級班 競走得点 決り手 BK
(数)





中野 慎詞 121 岩手 S2 111.35 7 6 0 0

13

坂本 周作 105 青森 S1 104.39 4 6 2 0 9
飯野 祐太 90 福島 S1 107.50 2 2 4 4 4
渡部 幸訓 89 福島 S1 111.47 0 0 8 3 0
大森 慶一 88 北海道 S1 106.68 0 0 7 4 0
蕗澤 鴻太郎 111 群馬 S1 100.56 2 4 0 0 8
長島 大介 96 栃木 S1 108.26 2 5 3 0 7
神山 拓弥 91 栃木 S1 112.05 0 1 11 3 0
武田 豊樹 88 茨城 S1 108.55 0 0 6 3 0
福田 知也 88 神奈川 S1 106.48 0 1 6 2 0
齊藤 竜也 73 神奈川 S1 104.73 0 0 0 2 0
佐藤 龍二 94 神奈川 S2 105.00 0 0 7 0 0
山口 拳矢 117 岐阜 S1 110.19 3 11 1

0

4
吉田 敏洋 85 愛知 S1 105.43 0 0 5 4 0
南 修二 88 大阪 S1 112.50 0 3 6 2 0
三谷 将太 92 奈良 S1 108.64 0 0 5 1 0
椎木尾 拓哉 93 和歌山 S1 108.72 0 3 5 4 0
※三谷将太選手は欠場です。

ページの先頭へ