
F2第14回前節和歌山県営和歌山競輪【CTC賞スピチャン・スカパー杯】
2023年1月23日(月)~2023年1月25日(水) 開催
更新 : 2023年1月19日
選手名 | 期 | 登録 | 級班 | 脚 | 競走得点 | 決り手 | BK (数) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃 げ |
捲 り |
差 し |
マ | ク |
鈴木 美教 | 112 | 静岡 | L1 | 両 | 56.28 | 6 | 8 | 7 | 1 | 12 |
日野 未来 | 114 | 奈良 | L1 | 両 | 53.62 | 2 | 10 | 5 | 1 | 8 |
當銘 直美 | 114 | 愛知 | L1 | 両 | 53.58 | 3 | 2 | 3 | 3 | 6 |
又多 風緑 | 122 | 石川 | L1 | 両 | 51.85 | 1 | 4 | 1 | 2 | 1 |
河内 桜雪 | 122 | 群馬 | L1 | 両 | 51.40 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 梶田 舞 | 104 | 埼玉 | L1 | 両 | 51.89 | 0 | 2 | 3 | 2 | 0 | 黒河内 由実 | 110 | 長野 | L1 | 両 | 50.85 | 0 | 1 | 4 | 6 | 1 | 保立 沙織 | 118 | 神奈川 | L1 | 両 | 48.83 | 3 | 0 | 0 | 2 | 7 | 中西 叶美 | 112 | 愛知 | L1 | 両 | 48.40 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 | 成田 可菜絵 | 112 | 大阪 | L1 | 両 | 48.04 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 南 彩乃 | 112 | 和歌山 | L1 | 両 | 47.83 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
中村隆之(テレビ和歌山)

「富・中野・中釜
ルーキーによるV争いは激化」
今節は中部から九州地区にかけての斡旋。121期の富武大、中野光太郎、中釜健次が激しい優勝争いを繰り広げられそうだ。富と中野は昨秋に特別昇班に大手をかけるなど、実力は高い。中釜も力を付けてきている。地区ごとに有力選手を見ていくと・・
はじめに、中部地区。吉川勇気は近況も先行主体の競走。多くのレースで最終Bを取っている。援軍は豊富。前期2班の永原徹が北陸連係でマークへ。北村篤は今期降班後、名古屋と大垣で決勝に進出している。機動力のある深見仁哉も戦力。渡会啓介は4年ぶりのチャレンジだが、久留米、大垣と手堅く優出している。
次に、近畿地区。121期の中釜健次が主力となって他派に対抗する。昨年5月のデビュー以降、12月に行われた企画レースを含め、既に3回の優勝。粘りが出てきた。後位は前期2班のベテラン勢が揃う。大川栄二は前走の松山3日目選抜で1着。番手戦を凌いだうえ、別線を厳しく牽制して抜け出した。伊狩知人がラインで追走。佐野洋継、吉村文隆の京都コンビも虎視眈々。中嶋樹の一発も軽視できない。
続いて、中国地区。V候補の一角・富武大が初めて走る和歌山バンクで躍動するか。8連勝で迎えた昨年11月の広島決勝は2着。12月伊東で開かれたレインボーチャレンジファイナルでも3着以内に入れず、特別昇班はならなかったが、先行捲りのパワーを十分発揮して計3回の優勝を果たしている。野上竜太は昨年1年間A級で苦戦を強いられたが、得たことも多かったはず。沢田勇治はマーク、縦脚が安定している。
そして、四国地区。中野光太郎が鋭い捲り、カマシを放っていく。昨年10月高松、11月小松島を完全V。続く武雄も連勝で勝ち上がったが、決勝で落車失格。その後は欠場している。回復具合が優勝争いのカギを握りそうだ。
最後に、九州地区。主戦は前期2班の中野真吾。2年間A級で戦い、1着、2着をコンスタントに獲るなど健闘していた。降班後も久留米、小倉と積極性を出している。瀬口匠は小倉の初日に中野をマークし、ゴール前で交わした。倉岡慎太郎はマーク運びや伸び脚など近況も堅調。
選手名 | 期 | 登録 | 級班 | 脚 | 競走得点 | 決り手 | BK (数) |
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃 げ |
捲 り |
差 し |
マ | ク |
|||||||
吉川 勇気 | 109 | 石川 | A3 | 逃 | 71.04 | 11 | 1 | 0 | 0 |
15 |
永原 徹 | 87 | 富山 | A3 | 追 | 77.18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
北村 篤 | 94 | 岐阜 | A3 | 追 | 82.70 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 |
深見 仁哉 | 91 | 愛知 | A3 | 両 | 72.57 | 2 | 1 | 2 | 5 | 4 |
渡会 啓介 | 83 | 愛知 | A3 | 追 | 78.30 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 |
中釜 健次 | 121 | 大阪 | A3 | 逃 | 76.94 | 8 | 3 | 0 | 1 | 13 |
大川 栄二 | 70 | 和歌山 | A3 | 追 | 77.23 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
伊狩 知人 | 85 | 奈良 | A3 | 追 | 76.47 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
佐野 洋継 | 97 | 京都 | A3 | 両 | 80.34 | 0 | 2 | 3 | 4 | 1 |
吉村 文隆 | 70 | 京都 | A3 | 追 | 80.29 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 |
富 武大 | 121 | 山口 | A3 | 逃 | 78.63 | 8 | 6 | 1 | 0 | 11 |
野上 竜太 | 115 | 岡山 | A3 | 逃 | 75.75 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 |
沢田 勇治 | 98 | 山口 | A3 | 両 | 72.35 | 0 | 0 | 6 | 8 | 2 |
中野 光太郎 | 121 | 徳島 | A3 | 逃 | 78.72 | 4 | 6 | 1 | 0 | 7 |
中野 真吾 | 111 | 佐賀 | A3 | 両 | 80.28 | 3 | 4 | 0 | 0 | 7 |
瀬口 匠 | 99 | 宮崎 | A3 | 両 | 77.64 | 1 | 2 | 1 | 0 | 6 |
倉岡 慎太郎 | 59 | 熊本 | A3 | 追 | 74.77 | 0 | 0 |
2 | 11 | 0 |
中村隆之(テレビ和歌山)

「藤井・清水・上吹越が有力も混戦模様
白井に乗る福島が展開有利に」
チャレンジ同様、中部から九州地区にかけての斡旋。捲り得意な藤井準也、清水剛志、上吹越俊一や、決め脚鋭い福島栄一がシリーズを引っ張るだろうが、かなりの混戦が予想される。では、地区ごとに注目選手を見ていこう。
まずは、中部地区。藤井準也が軸となる。昨年前半は落車や失格が重なったが、後半は捲りや若手マークの競走で好成績を収めた。同県の宝満大作が続く。後位で坂上樹大がラインを固め、直線勝負へ。当所では昨年10月の開催を走って初日特選、準決勝と連勝している。2班だが、自力で応戦する小浦凪も気になる1車だ。
次に、近畿地区。清水剛志はS級でも勝ち負けしていた機動型。降級後初戦の伊東で3日目に落車し、状態面は気がかりだが、得点上位の脚で他派を捕えるか。中野彰人が援護。怪我は多いが、地元戦をきっかけに流れを変えたいところか。
かわって、中四国地区。119期の白井優太朗が意欲的に仕掛けていく。予選は近況各場所で1、2着に入っている。和歌山での出走はルーキーシリーズ以来だ。小川巧が貫録のマーク捌き。年明け高松の準決勝では目標不発ながら追い込んで1着を獲った。高橋清太郎が続く。前期S級の福島栄一が連動。前場所小松島の準決勝では4番手に追い上げた後、単騎で捲り上げ3着に入るなどしぶとさを見せた。
最後に、九州地区。上吹越俊一が軽快な捲りを放つ。降級後初戦の久留米の初日特選では鮮やかな一撃。直前の小倉でも3日間精力的に捲り上げ、初日特選と準決勝は出切れずも、3日目特選で勝ち星を挙げた。坂本晃輝は前場所小松島で特予選回りだったが、きっちりクリアした。勢いなら佐藤健太。2年前にはチャレンジに降班していたが立ち直り、昨年末の小松島で強気な攻めで2017年1月以来となるA級優勝を果たした。中園和剛は昨年11月の転倒の影響で実戦から遠ざかっている。
選手名 | 期 | 登録 | 級班 | 脚 | 競走得点 | 決り手 | BK (数) |
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃 げ |
捲 り |
差 し |
マ | ク |
藤井 準也 | 105 | 岐阜 | A1 | 両 | 91.83 | 0 | 5 | 4 | 2 | 3 |
宝満 大作 | 85 | 岐阜 | A1 | 追 | 87.94 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 |
坂上 樹大 | 80 | 石川 | A1 | 追 | 90.86 | 0 | 3 | 6 | 2 | 0 |
清水 剛志 | 103 | 福井 | A1 | 逃 | 100.04 | 0 | 1 | 4 | 0 | 6 |
中野 彰人 | 93 | 和歌山 | A1 | 追 | 88.23 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 |
白井 優太朗 | 119 | 広島 | A2 | 逃 | 86.85 | 6 | 3 | 0 | 0 | 11 |
小川 巧 | 57 | 岡山 | A1 | 追 | 89.24 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 |
福島 栄一 | 93 | 香川 | A1 | 追 | 97.69 | 0 | 0 | 4 | 3 | 0 |
上吹越 俊一 | 99 | 鹿児島 | A1 | 両 | 95.61 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 |
坂本 晃輝 | 81 | 佐賀 | A1 | 追 | 90.13 | 0 | 0 | 7 | 4 | 0 |
佐藤 健太 | 101 | 福岡 | A1 | 両 | 88.72 | 1 | 1 | 5 | 4 | 5 |
中園 和剛 | 89 | 福岡 | A1 | 追 | 91.68 | 0 | 0 | 6 | 3 | 0 |
中村隆之(テレビ和歌山)
「力上位の鈴木が3連勝Vへ
日野・當銘が持ち味生かして迫る」
昨年11月以来となる和歌山でのガールズ開催。頭ひとつ抜けているのが鈴木美教だ。2018年と20年にはガールズグランプリに出場するなど、トップクラスの総合力を備える。114期の日野未来、當銘直美が鈴木を追う展開。それでは、有力選手を見ていこう。
競走得点最上位は鈴木美教。年頭の京王閣では3連勝、決勝では捲って加瀬加奈子を捕えた。直前にいわき平で行われたガルコレトライアルは決勝で坂口楓華を叩けず敗れたが、調子に問題はなさそう。和歌山は今回初めてだが、V候補として3日間人気に応えるか。
追うのは日野未来。2022年は計4回の優勝、8月西武園で開かれたガールズドリームレースにも出走するなど躍進した。昨年末の立川で落車したが、12日に和歌山競輪場で催されたトークショーでは元気な姿を見せている。
自力を交えた攻めで當銘直美も優勝争いに加わるか。昨年末のホーム名古屋では3日間最終Bを取り、予選2はジャン2センターから仕掛けて1周以上を逃げ切った。和歌山は過去4回走って全て優出していて、決勝2着や3着もある。
又多風緑は昨年11月に京王閣で開かれた122回生による企画レース「ルーキーシリーズ2022プラス」を捲って制し、在所1位の実力を示した。当所は今回が初めてとなるが、出脚を生かした攻撃で奮走しよう。
一方の河内桜雪は122期在所3位。デビュー後、優勝はまだないが、多くの場所で優出している。近畿地区での競走は昨年9月の岸和田以来、2度目となる。
実績ある梶田舞も見逃せない。直前の取手で準V。決勝は同期石井寛子を完全マークした。中3日での和歌山となるが、しっかり状態を整えて臨んでくるはず。
黒河内由実は予選で自力選手を好追走している。前場所取手こそ決勝入りを逃したが、昨年12月の大垣から5場所続けて優出した。
保立沙織は直前の松山で決勝進出。予選1はカマシ策で2着。予選2はHで山原さくらを叩きにいき、内から盛り返されたが山原の後位へ入り2着に入っている。
中西叶美は半年余り優出がないが、散発的に自力を繰り出すなど意欲は十分。当所は2020年12月以来となるが、好走例が多い。
成田可菜絵は一昨年、昨年と落車が重なり、復調途上の様子だが、隙あらば自力を出して粘り込みへ。和歌山は昨年7月に走って、一般戦ながら捲って1着を獲っている。
南彩乃は昨年11月の地元戦では結果を残せなかったが、その後の松山と広島で決勝に乗った。前々に好位をキープしていけるか。